合気道の動き
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合気道の動き

合気道は、”和”の武道といわれているように、相手との無理な力の激突がない。
相手が打ち込んでくれば、相手の死角(側面か後方)に、軸足を中心に回りこんで技をかけ、相手が引けば、引く力に同化しながら円運動を行って相手の側面に入り込んでわざをかける。

このように合気道では、「引けば押せ」 「押せば引け」というような直線的な動きはなく、もっぱら円運動が動きの中心となっている。死角(側面)に身を移動することを、合気道では「入り身」といい、重要な基本動作とされている。つまり、この「入り身」のコツをのみこめば、相手の攻撃を苦も無くはずすことができるわけだ。

軸足を中心に、円をえがくように体を移動する円運動こそ、合気道の大きな特色である。足の動き、重心の移動、すべて円をえがくように動かすことを思えば、それらの動きの軌跡は、球体を形づくる。とすれば、合気道の動きは球体運動ということもできる。

球体運動では、相手の働きかける力を球の一点で受けとめ、求心力によってその力を吸収(同化)し、自分の力と一緒に遠心力によって、激しく押し出す。相手の力を直線的、平面的に受けとめた場合と比較してみれば、以下に合理的な動作かわかるだろう。

合気道は、すれ違いによって生じた力を、円運動によって、自分の力に同化し、相手の死角に入って、相手を制す武道である。

合気道には、直線的な力の激突はありえない。

 

『図解合気道入門』より

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