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合気道と健康
合気道では、ふだん日常生活では動かせない関節や筋肉を十分に動かして使う。ねじったり、曲げたり、伸ばしたりして、筋肉、神経、血管を刺激する。これが健康によいのかも知れない。 稽古中、各関節を限度まで曲げたり伸ばしたりされ、その間は苦痛に顔がゆがむこともある。しかし、そのあとはなんとも表現しがたい快感が残る。合気道の痛さは体に害を及ぼす痛さでなく、良薬の痛さであると、稽古をしながら思うのは、体が一番よく知っているからであろう。 そのような肉体面からの健康増進ももちろんであるが、明るく和気藹々(わきあいあい)とした互譲(ごじょう)と切磋琢磨(せっさたくま)の気があふれるなかで、研究心に燃えながら、自分のわざを向上を目指して、一心にわざをほどこす。 そして、稽古が終わってからの肉体的、精神的な爽快感(そうかいかん)は何ものにもたとえようがない。 これこそ最良の健康法ではないだろうか。あらゆる雑念が汗とともに流れ去り、新しい命が芽生えたような感に打たれるのは、合気道を稽古したものなら、だれもが経験するところである。 『図解合気道入門』より |
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