合気道の”気”
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合気道の”気”

合気道では、気ということばがよく使われる。「彼にはヤル気がある」「あの人は気を抜いたので失敗した」というときに使う“気”と同じく、人間が生きていこうとする生命の源、生命そのものを指している。

相手が気を抜いた一瞬のスキをついて、相手に応じたわざをかければ、自分の持つ以上の力が出せる。わざの根本としての気の力が流れたとき、合気道では、この力を呼吸力といい、そのための鍛錬法が行なわれている。

植芝盛平先生は、「天地自然には天地自然の気がある。天地自然の気に自分の気を合わせて一体となり、自然の運行にさからわないで自然の流れにままに従い、相手の動きに自分を同化させて相手を制す」といっている。

相手の力を合理的に自分の力に同化し、相手の力をも逆に利用してわざをかける、まさに合気道。だから、合気道では、ほかの武術とは違って体の大きさは問題にならない。また、老若男女を問わず、愛好者の多いのも、このような合気道の特徴かも知れない。

『図解合気道入門』より

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